【#ヨルシカ】「創作」のCDが入ってない方を買ってみた【Type.B】
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2021年1月27日発売のNew EP「創作」。
Type Bを買って聴いてみた感想。
EP概要
前作のアルバム「盗作」から6カ月ぶりの新作。
5曲入りなので3rdミニアルバムかと思いきや、EPという区分になっている。
今作ではCDが入っていない形態が存在する。
【CDが入っている】 Type Aと、デザインや歌詞カードなどのパッケージが全く同じで【CDが入っていない】Type Bの２形態で発売。
タイプBでは「CDのないCD」というメディアアート作品として、中身が空になったCDを販売する。
サブスクリプションサービスなどで気軽に音楽を楽しめるデジタル時代となった今、”CD”の在り方をCDショップで問う、皮肉が込められた作品となっている。
サブスクで殆どの新曲が聞ける昨今、物理的なCDの存在意義が薄れてきている…とは言えCD無しのEPを発売するとは…。
前作の「盗作」もCDは最初しか聞かず殆どサブスクで聴いてたし、面白いと思ったのでCD無しの方を買ってみた。
TypeA(CD付き)は¥1,900(税抜)、TypeB(CD無し)は¥1,000(税抜)。
スキャン画像
↓表
※この商品には音源メディアが付属していません。
↓裏
パッケージ内容
スリーブケース、(CDが入ってない空っぽの)プラケース、歌詞カード。
歌詞カードはブックレットになっていなくてバラバラの薄い紙が9枚。
9枚はそれぞれ裏表があり、裏には表を反転した薄い印刷がされている。
カードにはTypeA,B両方の品番が載っているので、AもBも一緒っぽい。
プラケース内の紙はTypeBの品番のみなのでAとは違うっぽい。
でもCDのマークが有るか無いかの違いだけかと。
収録曲
01.強盗と花束
強盗が主人公の歌。
少年っぽいsuisの低音ボイスがカッコいい。
紙みたいな理性なんて飛ばしてしまえ
実はあんたもまともじゃないのさ
強盗と花束に何がの違いがあるのですか
02.春泥棒
先行配信曲。大成建設CMソング。
前作「盗作」の主人公の男の妻目線のMV。
命を桜に喩えている美しくも悲しい楽曲。
03.創作
1分34秒のインスト。
04.風を食む
TBS系「NEWS23」エンディングテーマ。
2020年10月7日にデジタルシングルとしてリリース。
＜ヨルシカ・n-bunaコメント＞
全体のテーマは消費です。子どもの頃は雲一つにも心を動かされたのに、大人になるにつれそういう感覚は少なくなったように感じます。
タップ一つで物が買える現代社会で、消費することに疲れてしまった心を最後に優しく包むような曲を書きたいと思いました。ヨルシカの新曲「風を食む」がＴＢＳ系『ＮＥＷＳ２３』新エンディングテーマに | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
優しいsuisの歌声が心地いい、静かな曲。
05.嘘月
Netflixのアニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」エンドソング。
2020年6月18日から映画では流れていたのに、「盗作」(7/29発売)には収録されず。
PVでは少ししか聴けなかった楽曲が今回やっと公式音源化。
静かめで美しい曲。
歌詞の節々に尾崎放哉の句を散りばめているとn-bunaが語っているので調べてみた。
(ヨルシカ)僕は愛を、底が抜けた柄杓で呑んでる
(尾崎放哉)底がぬけた柄杓で水を呑まうとした
(ヨルシカ)物一つさえ云わないまま
(尾崎放哉)一日物云はず蝶の影さす
参考…尾崎放哉選句集
2つしか分からなかった…。
全体を通しての感想
ヨルシカは凄い好きで全部聴いてるんだけど、今回は正直ちょっと物足りない…。
「強盗と花束」はアップテンポだけど他は静かな曲が多く、ロックな曲が無い。
前作の「レプリカント」の様な曲も聴きたかった。
とは言えヨルシカの静かな曲はどれも美しく心地いい。
ヨルシカファンはもちろん、癒しを求めてる人にもオススメ。
